エピソード6:「地元」から飛び出せ。大学の進学率は東京は7割もあるが他は5割もない。地元が退屈なすべての人へ。[人の能力はキャラで決まる]

これからの日本のパイロットのキャリアについて考える
トロポ
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パイロットを目指し始めたときまずなり方がわからなく途方にくれました。

当時の私自身を振り返って。

情報のない地方から抜け出しエアラインパイロットになるまで、自分自身で力をつけていくには?

キャラを自分でコントロールする。

そんなおはなしです。

特に将来やりたいことはないけど。パイロットは面白そうだし、お金もありそうだし、志そう。でも叶え方がわからない。

初めてエアラインパイロットになってみたいと思ったのはまだ中学生くらいの頃でした。

地方の中学生、部活で汗を書いて、なんとなく授業を受けて、家に帰ったら友達と外で遊んだり、スマブラとかキングダムハーツをプレイして遊んだり、習い事のスポーツをしたり。

ゆるく暮らしてました。

中学生の進路指導教育でいきなりこう言われるんですよね。

「将来のやりたいことを考えてみようって」

で高校をどうするかです。

高校の違いは地元なのか少し離れた進学校なのか。国公立なのか私立なのか。

中学生にもなればなんとなく家庭のお財布事情はわかるので、あんまりお金のかかるところは選択しにくいなーと思うものの

でも将来って何がしたいんだっけ?

地元の先輩って何してるのか?あれ地元に成人した人残ってないしわからない。

(地方の田舎の若い人は都会に仕事を求めて出ていくからいない)

親が大学出てるし自分も大学いかなきゃだめなのかな。

明くる日、クラスの進路希望調査の結果で大学進学を希望してたのはクラスの3分の1

大学進学を希望するのは少数派だった

首都圏では信じられないかもしれませんね、

でも大学の進学率の平均は50%

東京の大学進学率は70%を超えているから、

東京出身者で周りの人はほとんど大学進学してるよーというのは肌感覚として正しいです。

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2017年の大学進学率[平均は50%程度]

同時に地方の人で大学進学したのは半分いないかな。

というのも肌感覚として正しいです。

大学進学率は50%を切ってる都道府県の方が多いので。

地方の普通の学校って勉強頑張るやつはなんとなく「イケてる」とはみなされないですね、スポーツとか音楽とかできる子も地味を演じたりワルぶってみたり。

真面目で可愛かった子も、おしゃれとかSNS映えとかアニメ、ゲーム、男女交際は流行るんですけど、他の価値観をあまり獲得しないまま、生活しています。

私の学校は小さくてのんびりしてたんで、ヤンキーらしいヤンキーはいませんでした。

だから進学校に進学するべく勉強を頑張ってもまあ少し疎遠になる人がいるくらいで決定的に私を不安定にさせる、居場所が奪われるなどのことはなかったのが今思えば救いでした。

(友達って排他的集団というのが世界の真理ですから。世界はジモティでできている。)

パイロットになれる人間の資質とは?

空港の店で親が買ってくれた本にエアラインパイロットのなり方が書いてありました。

経済的に現実的選択肢なのは自社養成パイロットか航空大学校に合格するかの2択でどちらも大学に進学する必要がありました。

私立大学のパイロットコースはあまりに高い費用が必要だと当時は感じましたよ。

エアラインパイロットになるには最低でも大学進学、加えて操縦適正を評価する試験、身体検査の要件もあり、自分がその資質に足るのかとてもじゃないけどわかりませんでした。

才能や適正を獲得できるのか、その見通しが全く立たない。

できることは「今」、勉強を頑張って大学に行ける高校に進学することです。

それにそこそこの大学に行けばたとえエアラインパイロットになれなくても他の職を選択できる「自由」を手に入れられると思ったのです。

古い、ステレオタイプですかね?

それでもこれは当時の私が中学生なりに一生懸命考えたことです。

他人より得意なことでキャラを立てて生き残ろうとする

初めて模試を受けたのが中学ももう後半くらいだった気がします。

衝撃でした。

すべてE判定

地元の学校ならまあ、いけるかなくらい。

模試は同じ志望校の人の中で順位漬付けされるのですが、ビリでした笑

勉強はクラスでも中の上くらいだし大丈夫かなと思ってたのが、井の中の蛙、大海を知らず。

急に自分の将来がつまらなくなりそうという恐怖感に襲われました。

ずっと地元に残るのがひどく退屈な人生に思えました。

好きになれる子も全然いない、ここに一生いるなんて憂鬱すぎる。

そこから猛勉強しました。

スポーツの試合前は体動かしてた方が気が楽なのと同じで、勉強してた方が楽でした。

未来に繋がる、蓄積されるものだと感じることができたんですよね。

これまで気づかなかったものの勉強することは、得意な方でした。

人は周りよりも得意なことがあると、その力を伸ばすことは苦じゃなくなる生き物です。

他人よりも得意なスキルを育てて、それを駆使してキャラを立てるのが人間のようです。

だってそう

得意でないことをどれほど頑張っても目立てないから

自分らしさって友達の中から作られるんですよね。

どの友達集団に入るかで、キャラは決まる。

プロのピアニストの一卵性双生児の姉妹の話

キャラに関して理解するのに良い話があります。

橘玲氏の著書で紹介されているアメリカの一卵性双生児の姉妹の話です、これで説明します。

・姉妹の母は貧しいピアニスト。

・自分では子どもを育てられないと絶望し生まれたばかりの2人を養子にだした。

・1人は音楽教師の家に。

・もう1人は音楽になんの興味もないごく普通の労働者の家に。

大人になった姉妹はどうなったのか?

・1人はプロのピアニスト

・もう1人は音楽とはなんの関係もない仕事に就いた。

プロのピアニストの家の娘がプロになったと思いませんでしたか?

逆です。

・プロのピアニストになったのは音楽になんの興味もない家庭で育った娘

・音楽と関係ない仕事に就いたのは音楽教師の家庭で育った娘だった。

一卵性双生児は同じ遺伝子を親から受け継ぎ、母親がピアニストだから、2人とも生まれながらに音楽の才能を持っていたはず。

そして音楽教師のもとで英才教育を受けた娘が、才能を活かしてプロのピアニストになるのは誰もが考えられることなのに…

実際は逆。

何が起きたのでしょうか。

子供の人生に子育てはたいして関係ない、大事なのはキャラ

音楽になんの興味もない家庭で育った娘

姉妹は音楽の才能を受け継いでいた。ふつうの家庭の娘はそのことをまったく知らなかった。けれどなにかのきっかけで(学校で楽器を演奏するとか)、自分が周りの子どもと比べて音楽が得意なことに気づくでしょう。

音楽が得意なキャラを確立し、上手に演奏すればみんな褒めてくれる。

嬉しくてもっと練習する。

楽譜も読めない養親に育てられた娘がプロのピアニストを目指すようになる。

音楽教師の家で育った娘

まわりの家の子どもも音楽関係者ばかりだったのかもしれない。

そんな子どもたちは、親から音楽の才能を受け継いでいるから、少し娘がピアノを上手に引けたからと言ってぜんぜん驚いてくれない。

そうなると、自分がもっと目立てる別のこと(ファッションやスポーツ)が好きになって、ピアノの練習が嫌いになってしまう。

こうしてまったく同じ才能(同じ遺伝子)を持っていても、どんな友達集団に入るかで、キャラで人生は大きく変わる。

遺伝がすべてではないのです。

地方の中学から進学校に進学して衝撃を受けた

私の話に戻ります。

受験勉強を頑張った甲斐もあり、進学校に入学することができました。

そこでは勉強やスポーツがとんでもなくできる人

はもちろんいましたが。

何よりも

「おまえって、そんなことできる(得意)なのか!すげーよな!」

ってどんなジャンルでも褒める、認める空気感がありました。

こういうのをリベラルというのでしょうかね。

(そしてここまで他人に対して寛容な空気だったのは高校がピークだったかもしれない)

高校生ながらマジックをYoutubeに投稿してる人がいました、見た目はお世辞にもイケてるとはいえず学校が違えばいじめられていそうな人。

入学時は暗い人かな?という印象だった彼も、すぐに教室の中に居場所ができていました。

そんな空気感は楽しかったですし私は好きでした。

そして付き合う人の層が変わったのだと知りました。

今でもここに人生を切り拓いて行く上での大事な教えがあったと思っています。

成功の法則

「●●が得意なキャラ」になることで「●●」のちからはどんどん伸ばせる。

逆に「●●」が自分の夢であるパイロットの資質として、マッチしていればパイロットに近づけるのではないかと。

そう考えました。今振り返っても当たっていると思います。

まとめると

夢を叶えるにはその夢に必要そうな能力「●●」を育てることが必要

能力「●●」を育てるには「それが得意なキャラ」を確立する

これができれば、これまでの人生や環境という過去や生まれに関係なく、自分で自分の志した道に近づけると思ったのです。

キャラをコントロールする

成功するためのエッセンスです。

とにかく色々なことにチャレンジして自分の殻を破ってみて自分の中のたくさんのキャラを見つける。

そうしていくと得意なことがだんだんわかってくるものですよね。

もちろん得意でないことはどれほど頑張っても目立てませんが、人並みにできるようにしておくことはできます。

それって過大な自己肯定感の喪失を招かなくて済むんですよ。

トロポ
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