エピソード24:これからミス・パイロットを目指すうえでの3つのメリット。女性でエアラインパイロットになりたい人へ。

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女性でエアラインパイロットになりたい人へ

 

まだまだ日本ではその数は少ないですが、世界で見ると女性でエアラインパイロットとして働いている人はたくさんいます。

ドラマ「ミス・パイロット」で堀北真希が演じる女性パイロットを見て興味が湧いた人も多いのではないでしょうか。

私は女性でパイロットになるのは大いに賛成です。

その理由とメリット・デメリット、女性特有のライフサイクルついて考えてみました。

圧倒的現場目線ではありあますが、まずはメリット編、どうぞ。

エアラインパイロットとしての仕事に筋力は大して必要ない

人力で操縦していた時代

もうこれは既に一般的な見解になっているかもしれませんね。

その昔(1973年に生産終了)、YS-11という国産の旅客機が日本で飛んでいました。

YS-11は60人くらいのお客様を乗せることができる飛行機ですが、パイロットの操縦桿と作動させる翼や舵は「ケーブル」で繋がれていました。

人力で動かしてたんです。

ENGが1発故障すると、パイロットはその対処のためにラダーというペダルを踏みます。

YS-11のパイロットでその際に無理に人力を使って腰を壊してしまった人がいる話はエアラインでは有名です。

 

FBWで筋力の必要性はなくなった

今のジェット旅客機は、ほぼフライ・バイ・ワイヤ(英語: Fly by wireFBW と略される)というシステムが採用されています。

これは簡単に言えば、飛行機の操縦システムを電気を介して行うシステムです。

操縦桿(車でいうとハンドル)を動かせば、その動かした量を電気信号として飛行機の中のコンピューターに送信し、油圧やモーターを作動させて飛行機の翼や舵を動かすことができるシステムです。

筋力がない人でも巨大な飛行機の動力を動かすことができるわけです。

(というか、ジェット機レベルの大きさの飛行機はもはや人力では動かせない)

男女の性差で大きいのは筋力だと思いますが、パイロットに関しては関係ないのです。

これから女性でエアラインパイロットになる場合の3つのメリット

①なるだけで尊敬される

日本ではまだ100人もいません。女性×パイロットはその数が少なく、一方でパイロットは非常に有名な職業です。

有名とはブランドがあるということです。

例えば「女性社長」もすごいですが一般の人はそのすごさが良くわかりません。

「年商2億円の女性社長」

すごいのだろう、とは思いますよね?

でも詳しく話を聞いたり業界に通じていないとその「すごさ」は、わからないでしょう。

 

「女性パイロット」なら、パイロットというブランドイメージに加え女性は滅多にいないことは一般の人でも理解しているので、それはもう肩書きだけで尊敬されるでしょう。

(ご近所受け、親戚受けは最強です)

ブランドというものはいくらお金を積んでもなかなか手に入らないものです。

逆にお金を積めば積むほどマイナスなイメージを持たれることもあります。

初対面の人に尊敬される、信用、これは圧倒的メリットです。

 

②パイオニアではないので悩みの解決策が既にある、人生のモデルがいる

女性パイロットは少ないとはいえ、全くいないわけではありません。実際女性機長もいらっしゃいます。

女性パイロットのパイオニアだった人はその昔は制度も整ってないし、周りの理解も進んでいない「パイオニア故の悩み」があったわけです。

でも今から日本で女性パイロットになる人は、人生のモデルとなる先輩の女性パイロットがいますので悩みを相談できますし、トラブルシュートが既になされていたり、「周りの理解」も昔よりは進んでいます。

「あの先輩はこう失敗したんだ、私は気をつけよう」

これができるんですね。

先輩の数は多くはありませんが、数人はいるのでその人達を人生の反面教師にできるんですね。

 

③日本という国が良いパイロットを育てたくて必死

自社養成パイロットの拡大、航空大学校の定員拡大、私立大学パイロットコースの養成安定化。

ちなみに最近の航空大学校はだいたい年に3~4人、1回期に1人くらいは女性が入ってますかね。

どの訓練ソースだとしてもエアラインへの道が整っていると言えます。

空前のチャンスとさえ言えます。

女性パイロットに向いている人

現場で飛んでる身から言わせてもらいます。

①「車などの乗り物の運転が好き or 苦じゃない」

②「中・高までにスポーツ経験あり or 特にスポーツ経験はないが体力には一応自信がある方」

③「勉強が大変でもパイロットになる夢を諦めるつもりはない」

上の3つが当てはまるなら向いてると思いますし、夢を叶えた後も楽しい生活を送ることができると思います。

航空大学校から女性パイロットを目指す方へ

ぶっちゃけ、ここ数年の航空大学校(CAC)を卒業したミス・パイロットの大手航空会社への入社率は高いです。

航空会社って女性が多い会社ですし、諸々の制度は整っています。大手なら特に。

 

航空大学校、受験前でも入学前でも在学中でも良いです。

大手に入つもりなら国際線の中でも「ロングフライト」をするということをイメージしてください。

ロングフライトではパイロットは数時間毎に交代して飛行機のコントロールをしますが、時差や長時間飛行機に乗ること、それから海外ステイが多いことなど考えて就職の進路選択をしてくださいね。

 

選択肢が多いあなたはたくさん悩むことでしょう。

でもどのエアラインに入ろうとも周りの先輩パイロットはきっとあなたのことを助けてくれます。

本当です。

 

次の記事ではデメリットを考えます。

 

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