エピソード25:女性パイロットをこれから目指す際の3つのデメリットとは。

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では女性パイロットのデメリットとは?を考えました。

 

前回はこれから女性パイロットを目指す際のメリットを考えました。

では、デメリット編です。

これから女性でエアラインパイロットになる場合の3つのデメリット

①SNSの時代、目立つ

これはメリットでもあるかもしれませんが。

女性パイロットは尊敬されます。目立ちます。最近はSNSを駆使している会社も多いですよね。

会社の公式ページで女性パイロットとして紹介されたり、ローカル番組や新聞でインタビューされたり、まああります。

飛行機を飛ばしたいけど、あまり人前に出たくない人は注目されることにストレスを感じるかもしれません。

珍しいがためになんだか身の丈以上に持ち上げられる、そんな苦しさがあるかも知れません。

あ、フライトに関しては安心してくださいね。

男も女も関係ありませんから、「できる」か「できない」かです。

甘えや下駄を履かせてもらえるなんてことありません。

我々はスペシャリストです。フライトの勉強は妥協しないようにしましょう。

 

②女性パイロットの世界はまだまだ狭い

少ない人数ですからね、村みたいなものです。

上は機長になられた方もいますので、気をつかうこともあるかもしれませんし、独特の世界があるかもしれません。

まあこれも波長が合えばすごいメリットでもありますが。

(でも基本的に皆勤務がバラバラなので良くも悪くも年に何回も集まるなんてことはできませんよ)

 

③周りの20代の男の収入がだいたい自分より少ない

もう皆さん感じていると思いますが、世界の中での日本の経済はその影響力が落ちています。

そもそも人口減少の国ですからね、爆発的な発展はこの先30年はまずないでしょう。

これからエアラインパイロットを目指す女性の、恋愛や結婚対象を同世代や少し上の20~30代の男性と仮定します。

日本企業は20代の給料は低く、その分を40代50代で取り戻すようなシステムなので周りの結婚適齢期の男性はだいたい自分より収入は下です。

外資でも高給で有名な企業を除くとなかなか20代のパイロットほどは収入は貰えないでしょう。

 

はい、あなたは女性パイロットになりました。

普段は仕事で男性パイロットと主に接しているので知らず知らずのうちに高収入でプロフェッショナルな男性が普通になるでしょう。

その時あなたから周りの他の一般男性はどう見えるのでしょうか。

 

ただしあなたが「夫は稼がなくてもいいし、専業主夫でも全然OK」

というタイプなら話は違ってきます。

結婚はその制度内容からして収入が多い方が「結婚するかどうかの決定権」を持っています。

収入が多い女性は「好みの人」と結婚できるんですよ。

女性パイロットの妊娠・出産・育児

ANA×JALやその系列会社を中心に、制度が整ってきています。

働き方改革の波ですね。

実際今は男女関係なくどんどんライフイベント系で休暇を取っています。

 

パイロットの仕事は、手順に関してはスタンダードがきっちり決まっているので女性1人がライフイベントで長期休業しようが人がいれば仕事は回ります。

「私にしかできない仕事をしたい」と思うかもしれませんが、人生、自分が休んでも他の人がちゃんと仕事してくれると思えるのは幸運なんですよ。

「私にしかできない」は日々プレッシャーです、休むと休んだ分だけその仕事は止まるわけですし。

それに「私にしかできない」仕事はないわけではありません。一緒に飛ぶパイロットやCA、エアラインのスタッフの人々にあなただから気づけたことを飛行機の運航を通じて伝えることができます。

キャプテンだって副操縦士から学んでいるものなんですよ。

男性社会のここは変ですよね、って堂々と伝えることができるのは女性だからこそです。

 

これからの会社は女性のライフイベントでの一時的な休業をカバーできるようパイロットの数をちゃんと確保しなくてはなりません。

それって結果的に女性だけでなく男性も働きやすくなるのです。

だから制度は安心して使えるものと思っていてください。

長期休業後の復帰訓練

長期休業するとパイロットは復帰訓練と審査を受けます。

審査を重く感じるかもしれませんが、そもそも普通に勤務していても資格維持のため年に1回審査を受けますし(キャプテンだと半年に1回)

逆にちゃんと復帰訓練を組んでくれるということは、恵まれていると捉えることもできます。

まとめ

時代が女性パイロットを求めています。

 

そしてパイロットの世界は助け合い。

 

誰かが休んでいる時、代わりに他の誰かが飛びます。

人手が一時的に足りていないとしましょう。

妊娠・出産・育児休暇でお休みするあなたの代わりに私が自分の休暇を調節して飛びましょう。

 

そしてあなたが復帰して後輩の女性(男性)パイロットが妊娠、出産、育児休暇を取りたいと願った時に

「私もそうしてもらったの、だからあなたもしっかり休暇をとりなさい。運航便は私達にまかせなさい」

気持ちよく言える。

そんな人にぜひ女性パイロットを目指して欲しいです。

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